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JR環状線紹介「大阪駅」地下は巨大な迷路?“梅田”と呼ばれる由来は?

※この記事は、2020年6月7日に掲載されたものです。
最新の情報は公式ホームページ等でご確認ください。

大阪生まれ大阪育ち、”大阪のおばちゃん予備軍”ライター・ぶんです。大阪のメインステーションといえば「大阪駅」。大阪での観光にも、周辺の地域にアクセスするにも大阪駅を拠点にすることが多いのではないでしょうか。大阪駅を制すれば大阪観光も制する⁉今回はそんな「大阪駅」についての記事です。

大阪駅の特徴

大阪駅について

大阪駅

大阪駅はJR西日本最大のターミナル駅です。環状線を始め、奈良・京都・兵庫・和歌山、北陸・山陰などへ向かう路線が通っています。また、御堂筋などの地下鉄、私鉄なども含めると1日の乗降者数は約87万人ともいわれています。

大阪駅の周囲にはビジネス街や繁華街があり、百貨店、ファッションビル、商業施設などが立ち並びます。大阪では難波を中心に「ミナミ」と呼ばれていて、大阪駅を中心したエリアは「キタ」と呼ばれています。どちらも大阪観光には欠かせないエリアで、多くの観光客が訪れます。

JR大阪駅の各路線とホーム番号は?

大阪駅のホームは1番から11番まであり、ホーム下の通路かホームから上に上がったフロアから乗り換えが可能です。時間帯によってはホームから上にあがる階段やエスカレーターがとても混むので、乗り換えを急いでいる場合はホーム下の通路を利用するほうが早く移動できる場合が多いです

  • 1番のりば
    大阪環状線(内回り・弁天町方面)、ゆめ咲線(ユニバーサルシティ方面)、関西空港線(関西空港方面)、阪和線(和歌山方面)、大和路線(奈良方面)
  • 2番のりば
    大阪環状線(外回り・京橋方面)
  • 3番・4番のりば
    神戸線(三ノ宮・姫路方面)、宝塚線・福知山線(篠山口・福知山方面)、特急こうのとり(福知山・城崎温泉方面)、特急はくと(鳥取方面)
  • 5番・6番のりば
    神戸線(三ノ宮・姫路方面)、宝塚線(普通:宝塚・三田方面)
  • 7番~10番のりば
    京都線(京都方面・新大阪・高槻方面)
  • 11番のりば
    東海道線上り(北陸・東海方面特急)

「梅田」とも呼ばれている由来は?

梅田オブジェ

大阪駅周辺、そして地下鉄や私鉄の駅は「梅田」という地名が使われています。大阪の人たちも呼びやすい「梅田」を使って、「梅田に行こう」などと使うことが多いのですが、実はこの「梅田」という地名には2つの由来があります。

由来①梅田周辺は湿地帯だった

まずひとつめは、昔の梅田周辺の地質からの由来です。1874年に大阪駅は開業しましたが、当時大阪駅周辺は田園が広がっていて民家はわずかでした。開業以前は湿地帯であった梅田周辺は開業にあたり田んぼを埋めたことで「埋田(うめだ)」とよばれていました。

大阪駅周辺が湿地帯であったとされる証拠は2019年に証拠となる当時の写真で解析されています。ただ「埋田」という地名はあまりイメージがよくないということで、綱敷天神社に植えられていた紅梅の木から「梅田」に改称したという伝承が残っています。

由来②土地の所有者の名前

ふたつめは当時の大地主の名前からの由来説です。実はこの由来については長く口伝されてきた説で、確証がないままでも、大阪の人たちにはこちらの由来の方が先ほどの説よりも根強く伝えられてきている気がします。(筆者もこちらの説をよく聞かされていました)

大阪駅の近く、現在のグランフロント大阪の西隣あたりにあった「梅田墓地」。そこに普門院というお寺がありました。そこに住んでいた「梅田宗庵」さんが土地を売って、梅田周辺が開発されたのでその名前を取って「梅田」としたという説です。

この説は文献などで時系列を追うと、後付けされたのではということが考えられるので①の説が有力なのですが、きっと大阪の人に梅田の由来を聞くとこちらの説を教えてくれる人が多いと思いますがにこやかに聞いていただけると嬉しいです。

地下ダンジョンと呼ばれる梅田の地下街

イメージ

当時は駅の建設には多くの反対があり、”町はずれ”の曾根崎村が選ばれたとされます。開業当時の駅舎も今の場所より西側(桜橋口あたり)に建てられました。そのことが開発余地の大きさに繋がり、駅周辺の発展をもたらし、大阪駅は京都神戸などを結ぶ大きなターミナル駅となりました。

枝分かれした広大な面積

大阪駅や周辺のエリアへ直結する梅田の地下街は、ホワイティ梅田やディアモール大阪を中心に、近隣の商業施設の地下フロアを合わせると広大な面積となります。いくつも枝分かれをしていて、地方から来られる方には「地下ダンジョン」とも呼ばれています。地元民でも迷うことはありますが、通り慣れると本当に便利な梅田の地下街。天候に左右されず大阪駅周辺の商業施設などにアクセスできますので、ぜひ積極的に利用してみてください。

梅田の地下街と周辺の商業施設

阪急百貨店とオフィスビル
  • ホワイティ梅田
  • ディアモール大阪
  • 阪急百貨店
  • 阪神百貨店
  • 大丸百貨店
  • ヨドバシカメラ
  • LINKS梅田
  • グランフロント大阪
  • LUCUA/LUCUA1100
  • 阪急三番街/阪急17番街/阪急31番街
  • 駅前第一ビル/駅前第二ビル/駅前第三ビル/駅前第四ビル/E-ma(イーマ)
  • HEPFIVE/HEPナビオ
  • EST
  • NU茶屋町/NU茶屋町プラス

大阪観光の拠点に大阪駅を活用しよう!

大阪駅周辺には商業施設やホテルもたくさんありますが、環状線を利用すれば少し離れた駅の民泊を利用することもできます。大阪観光には JRをはじめ私鉄各線の利用にとても便利な大阪駅をぜひ活用してください!

Writing By

ぶんゆみ ライター
暇さえあれば旅に出たい持病持ち。大阪生まれの大阪育ちの紛れもなく【大阪おばちゃん予備軍】。最近の楽しみは取材。大阪の暑さに耐えられるかが今後の課題です。

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