- 交通手段
【詳しく紹介】OsakaMetro(大阪メトロ)の切符の買い方
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※この記事は2021年2月22日に掲載されたものです。
最新の情報は、公式ホームページ等でご確認ください。
大阪観光をするとき、OsakaMetro(大阪メトロ)が自在に乗りこなせたら便利ですよね。
海外からのお客様のなかには、切符の買い方がよく分からないという方も少なくありません。
今回は、OsakaMetroなんば駅での券売機を例に、切符の買い方をご紹介します。
OsakaMetro?大阪メトロ?地下鉄…?
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「OsakaMetroの切符を買いたいんだけど…」と日本人に尋ねてみても、
「大阪メトロ? なんや、地下鉄のことやんな?」
と言われてしまうことも。
OsakaMetroは2018年までは大阪市が運営する地下鉄でした。
当時は「市営地下鉄」と呼ばれていましたが、2018年4月1日に民営化され、運営会社の変更とともに改名。現在の「OsakaMetro」になりました。
そのため、日本人(特に関西人)には、OsakaMetroよりも「地下鉄」の呼び名のほうが浸透しているのが実情です。
OsakaMetro切符の買い方を詳しく!
では、さっそくOsakaMetroの切符を購入してみましょう。
(1)使う券売機を決める
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OsakaMetroなんば駅の券売機です。
上部には路線マップ、券売機はピンクとブルーの2色があります。
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こちらがピンク色の券売機。
通常の切符も買えますが、定期券も買えるようになっているため、少し分かりづらいかもしれません。
切符を買いたいときは、よりシンプルなブルーの券売機の使用がおすすめです。
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こちらがブルーの券売機です。
この券売機でできるのは、切符の購入・カードの購入・カードへのチャージです。
今回は、こちらの券売機で切符を購入してみましょう。
(2)目的地までの料金を確認する
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切符を買うときには、まず目的地までの料金を確認します。
上部の路線マップを見れば、自分がいる駅から目的地までの料金がチェックできます。
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路線図では、自分がいまいる駅は紺色で「当駅(This Station)」と記載されています。
自分いる駅の場所が分かったら、目的地を探します。
OsakaMetroは9路線あり、それぞれ名称があり路線の色が決められています。
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色と名前を覚えておくと、何かと便利です。ぜひチェックしておいてくださいね。
(3)切符を買う
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これが青いほうの券売機のタッチ画面です。切符を購入するときは、上段を使用します。
海外からのお客様を困らせている原因のひとつが、この券売機。
切符を買う方法が、実は2種類あるのです。
ひとつは、料金から切符を買う方法、もうひとつは路線から切符を買う方法です。
【買い方①】料金を選んで購入する
まずは、料金を選んで切符を買う方法からチェックしていきましょう。
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路線図で、目的地までの料金を確認します。今回は、「心斎橋」まで行ってみましょう。
路線図でチェックすると、なんば駅から心斎橋駅までは「180円」。
かっこ内に記載されているのは、子ども料金です。
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タッチパネル横の大人・子ども・福祉のなかから「大人」を選びます。
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次に、上段左の「きっぷを買う」を選び
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「180」を押し、お金を入れたら切符が買えます。
このとき、数字を押す前に下部の人間マークを先に押すと、大人の人数を変更したり、子どもを追加することもできます。
きっぷをまとめて購入するときには、押した組み合わせで自動計算してくれるため便利です。
【買い方②】路線を選んで買う
次は、もうひとつの買い方「路線を選んで切符を買う方法」にチャレンジ。
さきほどと同じように、心斎橋駅に行きたいと仮定します。
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路線図をチェックすると、なんば駅と心斎橋駅を結んでいるのは、赤い線すなわち御堂筋線です。
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タッチパネル横の大人・子ども・福祉のなかから「大人」を選びます。
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次に上段右の「路線からきっぷを買う」を選ぶと
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OsakaMetroの9路線がずらりと登場するので、御堂筋線(赤)を選びます
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すると御堂筋線にある各駅名が画面に登場。
心斎橋駅を押して、お金を払うと切符が買えます。
料金/路線 買い方の使い分けは?
料金から選んで買うのか、路線を選んで買うのか、どんなときにどちらが使いやすいのでしょうか。
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たとえば、なんば駅から九条駅まで行きたい場合、なんば駅から御堂筋線(赤)または四ツ橋線(青)で本町駅まで行き、本町駅構内で中央線(緑)の乗り場まで歩いて、中央線(緑)に乗り換えて九条駅を目指すことになります。
なんば駅から千日前線(ピンク)で阿波座駅まで行き、中央線(緑)で九条駅に行くこともできますね。
しかし、「路線からきっぷを買う」では、単一路線しか選べないため、路線が変わる場合はきっぷが変えません。
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このように路線が変わる場合は、料金からきっぷを買うほう(上段左)から、なんば駅から九条駅までの「230円」を選んで買うのが正解。
個人的な意見ですが、OsakaMetroの券売機の「料金で買うOR路線で買う」の使い分けはとてもややこしいので、海外からのお客様は、シンプルにいつでも料金からきっぷを買うほう(上段左)を選ぶほうが、分かりやすいのではないかと思います。
お得な乗車カードを買う
OsakaMetroでは、大阪観光に便利な1日乗車券「エンジョイエコカード」を販売しています。
さっそく1日乗車券 「エンジョイエコカード」 の買い方をチェックしてみましょう。
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券売機タッチパネルの最初の画面です。
今度は下段を使います。下段左「カードを買う」を押します。
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この画面で購入できるカードの種類がいくつか出てくるので
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上段の1日乗車券エンジョイエコカードを選びます。
平日なら左、土日祝日は右を押し、料金を投入すればカードが買えます。
1日乗車券「エンジョイエコカード」って何?
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エンジョイエコカードは、観光に電車やバスを使う場合は、購入必須な超お得なカードです。
料金は、平日大人800円(子ども300円)、土日祝日大人600円(子ども300円)で販売されています。
「エンジョイエコカード」は、Osaka Metro全線・大阪シティバス全線(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン™行バス、IKEA行バスは除く)が1日乗り放題で楽しめ、さらに大阪市内の提携30施設で提示すると入場料などの割引サービスが受けられるというもの。
超お得なカードなどで、観光の際にはぜひ活用してみてくださいね。
【上級編】乗り入れ路線の切符を買う
最後は上級編です。
OsakaMetroの券売機では、乗り入れ路線の切符が購入できます。
OsakaMetroはOsakaMetroが運営していますが、大阪にはほかに、北大阪急行電鉄(北九)や阪急電鉄(阪急)や近畿日本鉄道(近鉄)など、運営会社の異なる鉄道路線があります。
OsakaMetroでは、それらの鉄道路線と相互乗り入れを行なっており、電車に乗っていると、途中から運営会社が変わることがあります。
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路線図ではそれらがこのように、実線と点線で表現されています。
実線部分はOsakaMetro、点線部分は乗り入れ路線です。
この画像の場合、「御堂筋線(赤)で、千里中央駅行きの電車にのると、江坂駅まではOsakaMetroが運営、江坂駅より先は、北大阪急行電鉄(北急線)が運営」していることを示しています。
さっそく、乗り入れ路線の切符を買いたいときをチェック
乗り入れ路線を買うときは、「連絡きっぷ」を購入します。
今回は、先ほどの画像の終点駅「千里中央駅」まで購入すると仮定します。
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まず通常通り「きっぷを買う」を選びます。
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次に下段の「連絡きっぷ」から、どの乗り入れ線の切符を買うのかを押します。
連絡きっぷのボタンは、上段に乗り入れ駅の名前、下段に路線(鉄道会社)の名前が記載されています。
今回は、江坂駅乗り入れの北大阪急行連絡きっぷなので、「江坂経由・北急連絡」と書かれたところをタッチ。
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そうすると、江坂駅より先の北大阪急行線が運行している3駅分の料金が表示されます。
路線図をチェックすると、千里中央駅までは420円と書かれているので、420円を押してお金を入れたら切符が買えます。
OsakaMetroは観光の強い味方
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OsakaMetroは大阪市内を網羅しているため、乗りこなせると、観光がとってもスムーズ。
券売機は少し煩雑で慣れるまで戸惑うかもしれませんが、見方が分かると簡単に買えるようになるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
わからないことがあれば、駅員さんに聞いてOK! 大阪観光をぜひ楽しんでください。