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たこやき
  • 交通手段

目的別!大阪観光に一番お得な交通チケットは何?

※この記事は2020年5月8日に掲載されたものです。
最新の情報は、公式ホームページ等でご確認ください。



大阪市内にはJR、私鉄、地下鉄、バスと4つの公共交通機関があります。これらの公共交通機関からはそれぞれお得な周遊チケットが出ているのですが、種類も多く、何を選んだら一番便利なのか、お得なのか判断に迷うこともあるでしょう。そこで今回は、目的別にお得で便利な周遊チケットを紹介します。

大阪市内をあちこち観光するなら「大阪周遊パス」

大阪市内中心に観光するなら、おすすめは大阪周遊パス(Osaka Amazing Pass)です。利用できる路線の多さと優待サービスの充実さがおすすめのポイントです。

大阪市内の私鉄・地下鉄・バスに乗り放題!

「大阪周遊パス」は磁気式の周遊チケットで、大阪市内の地下鉄・バス、私鉄を乗り放題で利用することができますJRは利用できないので、JRを利用する際には別途運賃を支払う必要があります。1日券と2日券があるので、観光日数に合わせて選ぶといいでしょう。

また、大阪周遊パスには関西空港から大阪市内までの南海電車にも乗れる「南海関空拡大版」もあります。訪日初日、あるいは最終日にたっぷり大阪市内を観光し、南海電車を利用して関空に移動するというときにも便利です。

通天閣や大阪城などの入場料が無料!そのほかさまざまな優待サービスあり

大阪周遊パスには、さまざまな特典がついています。たとえば、パスを提示すれば大阪城の天守閣や通天閣など40ヶ所以上の観光スポット入場料が無料になるほか、道頓堀のリバークルーズなども無料で楽しむことができます。また、あべのハルカスや海遊館などの施設も優待価格で入場することができ、飲食店での飲食が割引価格になるなどの特典もあります。

大阪周遊パスの価格は?どこで購入できる?

大阪周遊パスの価格は、1日券が2,700円、2日券が3,600円です。

なお、日本では6歳から12歳までの子どもが交通機関を利用する際には、大人運賃の約半額の小児運賃を支払います。しかし、大阪周遊パスには小児用はなく、子どもであっても大人と同一料金を支払う必要があります

大阪周遊パスの主な購入場所は以下のとおりです。

・Osaka Metro各駅駅長室
・観光案内所、
・私鉄各駅窓口
・一部ホテル
・インターネット購入(受け取りは観光案内所)

購入時には大阪周遊パスのガイドブックがもらえます。また、大阪周遊パス専用観光案内アプリも用意されていますので、これらのガイドブックやアプリを活用すれば、目的地への交通手段や特典を受けられる施設がすぐにわかり、便利です。

大阪近郊にも足を伸ばしたい訪日観光客には「KANSAI THRU PASS」

大阪市の周辺には、京都・神戸・奈良などの観光地があります。大阪に滞在拠点を置いて大阪市内から周辺都市にも観光に行きたいなら、外国人観光客専用の周遊チケット「KANSAI THRU PASSがお得です。

大阪市内はもちろん、周辺エリアの多くの私鉄・地下鉄・バスに乗り放題!

KANSAI THRU PASSは、大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県の主な私鉄・地下鉄やバスを利用することができる磁気式の周遊チケットです。大阪市内はもちろん、京都・神戸・奈良などの主な観光地を多く網羅しているのが特徴です。なお、大阪周遊パス同様JRには乗車できません。JRを利用する場合は、その都度料金が必要です。

2日券と3日券があり、大阪周遊パスのような1日券はありません。滞在日数に余裕があり、時間を使ってじっくり大阪とその周辺を観光したい人にはこちらがおすすめです。

大阪城やハルカス、通天閣、有名社寺などに優待価格で入場できる特典あり!

KANSAI THRU PASSにも、大阪周遊パス同様さまざまな特典があります。大阪城天守閣、通天閣、ハルカス300などの観光施設に優待価格で入場できるほか、飲食店、レンタル着物ショップなどで割引サービスを受けることができます。

また、一部社寺の拝観料などの割引も受けることができます。 日本文化に興味があり、社寺をいろいろ回りたいのであれば、こちらの利用を検討してみるといいでしょう。

KANSAI THRU PASSの価格は?どこで購入できる?

KANSAI THRU PASSは、日本国内だけでなく海外の一部旅行代理店でも購入することができます。購入価格は、海外で購入するほうが若干安くなるので、訪日前に購入できるのであればそのほうが少しお得になります。

・2日券 大人4,300円(国内価格4,400円) 小児2,150円(国内価格2,200円)
・3日券 大人5,300円(国内価格5,500円) 小児2,650円(国内価格2,750円)

KANSAI THRU PASSには小児用のチケットも販売されています。6歳以上12歳以下の子どもを連れて旅行する場合は、小児用チケットも購入しておきましょう。

国内での主な販売場所は、以下のとおりです。

・関西国際空港ツーリストインフォメーションセンター
・南海電鉄関西空港駅切符売り場
・難波観光案内所
・大阪観光案内所

JRの周遊チケットは大阪観光に便利?

今回紹介した大阪周遊パスとKANSAI THRU PASSは、ともに私鉄や地下鉄などを利用できるチケットです。では、JRには大阪観光に便利な周遊チケットはないのでしょうか。

実は、JRの周遊チケットは基本的に広いエリアにまたがったものが中心。大阪市内など比較的狭いエリアを対象にしたチケットはありません。そのため、価格もやや割高です。

また、大阪市内を中心とする関西エリアは、私鉄・地下鉄・バスの路線網が非常に充実しています。黒門市場、なんば、大阪城、通天閣、あべのハルカス、海遊館など外国人観光客に人気の観光地へのアクセスも、私鉄・地下鉄・バスを使ったほうが便利。

これらのことから、大阪市内の観光には私鉄・地下鉄が乗り放題になり、観光施設や飲食店でも優待を受けることができる周遊チケットのほうが利便性が良いといえるでしょう。

ただし、たとえば大阪を観光したあと、中国地方、東海地方、北陸地方など関西地方からさらに移動して旅を続けるのであれば、JRの周遊チケットを購入したほうがお得になるケースもあります。JR西日本のサイトに広域周遊チケットの情報がまとめられているので、これを参考にして考えるといいでしょう。

まとめ:大阪観光には、私鉄・地下鉄中心に乗れて特典も多い周遊チケットがおすすめ!

大阪やその近郊エリアの観光には、多くの私鉄や地下鉄が乗り放題になり、特典も多い大阪周遊パスやKANSAI THRU PASSがお得で便利。ただし、大阪や関西以外のエリアにも移動して観光する場合は、JRのチケットも用意したほうが便利な場合もあります。旅行プランや行き先に合わせて、自分にとって便利なチケットを組み合わせて大阪観光をお楽しみください。

Writing By

鶴原 早恵子 ライター
鉄道好きライター。京都在住ですが、淀屋橋や京橋、梅田、天王寺付近によく出かけます。大阪市内イチオシスポットは淀屋橋&大江橋。特に橋の上からの夜景の美しさはいつまでも眺めていられるくらい好き。

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