- 観光名所
大阪で愛され続ける、歴史ある展望タワー「通天閣」に登ってみた!

※この記事は2021年3月26日に掲載されたものです。
最新の情報は、公式ホームページ等でご確認ください。
大阪生まれ大阪育ち、”大阪のおばちゃん予備軍”ライター・ぶんです。大阪にはたくさんの観光名所がありますが、大阪といえばまず思い浮かぶのは「通天閣」ではないでしょうか。
実は、大阪で生まれ育った私も「通天閣」に登ったことは片手で数えられるほど。そこで、今回は通天閣についてご紹介しつつ、実際に展望台まで登ってきたレポートをお伝えしたいと思います。
通天閣ってなに?

通天閣は大阪市浪速区にある「新世界」と呼ばれるエリアの中心にある展望塔です。1912年に建てられ、2007年には日本の登録有形文化財となりました。高さは108m。地上84mと87.5mに展望台があり、さらに地上94.5mにも特別展望台が設置されています。
「通天閣」は大阪の愛されるシンボルとして、毎晩ライトアップが行われ、明るい光で夜の街を照らしています。
通天閣の歴史

「通天閣」は1912年に建設されました。当時の高さは約75m。外観はパリの凱旋門にエッフェル塔を乗せたような姿で、当時では日本一の高さでした。「通天閣」という名前の由来は資料が残っておらず、諸説ありますが、「天に通じる高さの建物」という意味があるそうです。
当時の姿と違う今の通天閣は2代目。1943年に火事に巻き込まれ、一度解体されました。当時の新世界で商売をする人たちが中心となって、1956年現在の姿の2代目が再建。そして、2016年の2代目の開業60周年を記念して、避雷針を5mから8mに変え、今の高さになりました。
通天閣の頂上の丸いネオンサインは、光で明日の天気予報をお知らせする装置で、白は「晴れ」、橙は「曇り」、青は「雨」をお知らせしています。夜の大阪で通天閣を見上げたら、そんなネオンサインにも注目してみてくださいね。
<レポート>通天閣に登ってみた!

ここからは、通天閣の展望台に実際に登ってきたレポートをお届けします!かなり久しぶりでしたが、思った以上に楽しめました。大阪へ来たときには、ぜひ通天閣の展望台へ登ることをおすすめします!
通天閣の展望台へ

展望台は、通天閣の4階と5階にあります。また、5階のさらに上には特別展望台(屋外)も。入口からは一度地下に降りて、チケットを購入し、エレベーターに乗ります。写真のビリケン星座は、その過程で現れますのでお見逃しなく。

エレベーターを2階で乗り換えて5階にある「金の展望台」へ。2階には昭和の雰囲気が漂う展示物と一緒に、昭和を代表する大人気漫画「キン肉マン」の展示も並んでいますので、待ち時間も楽しめます。
5階「黄金の展望台」

見事に金ぴかな「黄金の展望台」。あのビリケンさんは、この階に鎮座しています。さらに上の特別展望台には、この階でチケットを購入して階段で上がります。
4階「光の展望台」

ミラーボールがくるくると回転していた、4階「光の展望台」。「こんな展望台ある⁉」という驚きをきっと感じるのではないでしょうか。個人的には、夕方~夜に訪れて欲しいと思いました。
特別展望台「天望パラダイス」

地上94.5mにある特別展望台「天望パラダイス」。屋外にあり、外の風を感じながら大阪の展望を楽しめます。足元がスケルトンになっている跳ね出し展望台「TIP THE TUTENKAKU」は、絶好の写真スポットです。
特別展望台は2層になっているので、上から撮るとそのスリルを感じられる写真が撮れるのではないでしょうか。自撮り棒もおすすめです。
通天閣へのアクセス

通天閣へは、JR新今宮駅、地下鉄動物園前駅が最寄りとなります。天王寺駅からも徒歩でアクセスが可能です。

JR新今宮駅では、通天閣出口から。改札を出ると左手に「ドン・キホーテ」が見えますので、「ドン・キホーテ」に向かって信号を渡っていきます。

「ドン・キホーテ」の入り口前を通り過ぎ、スパワールドの前も通り過ぎると「ジャンジャン横丁」の入り口が見えます。

体力に自信がある人は、スパワールドの大階段を昇って下ると、目の前に通天閣が見えるのですが、「新世界」の雰囲気を味わいたいならぜひこちらの「ジャンジャン横丁」を通ってアクセスしてみてください。

「ジャンジャン横丁」を通り抜けて、串カツ「だるま」で行き止まるので、左に向かって一筋歩くと、通天閣が見えてきます。
通天閣の基本情報
所在地: 大阪市浪速区恵美須東1-18-6
営業時間:一般展望台10:00~20:00(最終入場:19:30)
料金:一般展望台
高校生以上800円・5歳以上400円
※特別展望台は別料金
公式ホームページ:https://www.tsutenkaku.co.jp/index.html
まとめ

歴史があるだけでなく、新しい仕組みを取り入れて、訪れる人を楽しませる「通天閣」。大阪で愛され続ける理由がそこにありました。出口に向かうまででも、ジオラマやシアタールームなど、その歴史を学びつつ、大阪雰囲気をたっぷり感じられる展示など、ひとつひとつをぜひ楽しんでいってくださいね。