- 民泊・宿泊
民泊でコンセントを使用するには?「アップトランス」ってなに?
※この記事は2020年9月25日に掲載されたものです。
最新の情報は、公式ホームページ等でご確認ください。
日本で民泊に宿泊するとき、スマホなどの電化製品をコンセントで充電することがあると思います。
実は、日本の電圧は世界で一番低いということはご存じでしたか?海外で使用できるプラグでも、日本では使いたい電化製品を使えない可能性があります。
この記事では、大阪の民泊でコンセントをつかう外国人観光客の方に向けて、コンセントプラグのプラグの形や電圧について、使用するときに注意すべきことなどをご紹介します。
日本の電気について
世界中には、主に以下の8つのプラグの形式があります。
- Aタイプ
- Bタイプ
- B3タイプ
- BFタイプ
- Cタイプ
- Oタイプ
- SEタイプ
この中でも、日本はAタイプのプラグを採用していて、周波数が西日本は60hzとなっています。電圧はどちらも100Vです。
日本の電圧は世界でも大変低いですが、電圧が240Vという国もあります。プラグの形状が同じでも、電圧が違うと電化製品が壊れてしまったり、発火する可能性があるので注意が必要ですね。
実は、日本の中でも地域によって周波数が異なっており、東日本が50hz・西日本は60hzとなっています。明治時代に日本に電気がやってきたとき、東京ではドイツ製の発電機を、大阪ではアメリカの発電機を輸入したことが原因と言われています。
最近のほとんどの電化製品は、日本中どこでも周波数の違いに関係なく使用できるようになっていますが、対応していない電化製品もあるようです。旅行前にはお手持ちの製品が対応している周波数を確認しておくことをおすすめします。
電化製品を使うためには
日本は電圧が低いので、海外製品を使うには電圧を変換するための「アップトランス」を使用する必要があります。
使用するアップトランスは、国や地域にも変わりますが、例えば電圧が240Vの地域の電化製品を日本で使うには「240V→100Vに変換するアップトランス」を使用します。
(いろいろな電圧に対応した製品には、アップトランスは必要ありません。)
電圧とあわせて、プラグの形を合わせる必要があります。
アメリカやカナダなどはA-2形式のプラグを採用しているので、電圧が対応してれば日本でもそのまま使用できます。ただし、プラグの形状が違う製品をコンセントで無理やり使用してしまうと、プラグが破損したり火災の原因になるので、注意しましょう。
電化製品に対応するプラグの種類や電圧については、製品本体や取扱説明書などに書かれているので、旅行前に確認することをおすすめします。
アップトランスが購入できる大阪の家電量販店紹介!
ビックカメラなんば店
営業時間:10:00-21:00(年中無休) 電話番号:06-6634-1111 英語対応
難波駅より徒歩5分・地上8階建ての店舗。大阪ミナミ道頓堀から徒歩でかなり近い距離の立地なので、観光客の方にもおすすめです。品揃えも豊富で、もちろん英語対応可能なので安心ですね!
ヨドバシカメラマルチメディア梅田
営業時間:9:30-22:00 電話番号:06-4802-1010 英語,中国語対応
地下2階・地上5階建てと、大阪府内で一番の売り場面積を誇る「ヨドバシマルチメディア梅田」。アップトランスやプラグの変換機の品ぞろえもバッチリです。こちらの店舗も英語・中国語対応です。
エディオン近鉄あべのハルカス店
営業時間:10:00-20:30 電話番号:06-6626-3611 英語対応
大阪市内から少し離れますが、こちらは大阪環状線「天王寺駅」から徒歩1分、「あべのハルカス」の中にある家電量販店です。
周辺には天王寺動物園や天王寺公園など、有名な観光地もあり、観光ついでに立ち寄ることができるので便利です。
使用する際注意すること
「スマホを充電したいけど、近くにコンセントがない…」というとき、延長タップを使用しますよね?そんなとき、「たこ足配線」をすることがないように気をつけましょう。
タコ足配線とは、コンセントを増やして規定の電気使用量以上の電気を使用することで、この画像のように発火してしまう危険性があります。
- プラグにほこりが被っていないか
- 差込口が曲がっていないか
- 電気使用量が超えていないか
コンセントを使用するときは、上記の3点に気をつけましょう。
まとめ
この記事では、電圧・プラグの形状といった日本の電気事情や、民泊コンセントをつかうときに気をつけるべきことなどをご紹介しました。
日本の電圧は100Vとなっており、対応していない電化製品をつかうと故障のリスクがあります。家電量販店で販売されている「アップトランス」を事前に用意しておくと良いでしょう。
タコ足配線など危険な接続はせずに、安全にコンセントを使いましょう!